いきなりびっくりの写真。これ、トレビスなんです。
赤いチコリーで、日本ではニガチシャという名があるくらい苦みの強い野菜です。日本ではトレビスというと丸い物が主流(主流ですらない?)ですが、ヨーロッパでは形もいろいろな種類があります。
生食で食べようとするとやわらかく、みずみずしく、甘みがないといけないと思ってしまうのですが、イタリアではこれをグツグツ煮込んでリゾットにしたり、うま味野菜として調理するんです。
何でも甘ければいいという風潮にはちょっと異を唱えたくなります。パッと食べてパッと甘い物ももちろん美味しいですが、そういう物って飽きやすいんですよね。味がいろいろ複雑に絡み合っている方が面白い。Bitter is beautiful. 苦みのない人生なんてつまらないものです。
どんなものになるか分からないものを育ててみるのもワクワクしますよね。トップの極寒に当てた物も実に味わい深い物でした。
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